山川水産加工業協同組合
素材本来の美味しさを引き出し活かす、山川の鰹節
昔ながらの職人気質、受け継がれてきた伝統のワザ
自然豊かな鹿児島湾に面した、鹿児島県指宿市山川。琉球貿易や遠洋漁業の基地として栄えてきた山川は、古くからカツオの町としても広く知られています。
明治の時代からはじまった鰹節の製造は、素材本来の美味しさを引き出し活かす、受け継がれてきた伝統の技が今なお息づいています。
さつま山川かつおぶしの本枯れ節
鰹本枯れ節の製造は、形、カビ色と細かな技術を必要とし、いくつもの工程を繰り返し出来上がります。
山川の技術を高めたのは、各工場で技術を競い合い、少しでもいいものを作るという昔ながらの職人気質であり、その相乗効果で、全国の70%を生産するにいたりました。
平成21年度には、地域食品ブランド表示基準「本場の本物」に、「さつま山川かつおぶしの本枯れ節」が認定されました。
薫り高い風味と味わいが特徴で、煮物や味噌汁・うどんつゆなどの料理に最適です。
「本場の本物」とは?
その土地土地において伝統的に培われた「本場の製法」で、地域特有の食材などの厳選材料を用いて「本物」の味をつくり続ける。そんな製造者の【原料】と【製法】へのこだわりの証となるのが、地域食品ブランドの表示基準「本場の本物」です。
まさにこれは、地域で選ばれた食品だけが付けられる勲章といえます。
製造者を中心とする地域の団体が定めたこだわりの基準を、(財)食品産業センターが設置した審査専門委員会がチェックしたうえで、初めて商品に表示できるようになるのが「本場の本物」マークです。
さらにその基準が適正に守られていることを第三者機関が確認します。
それは、【その地域ならではの本物を安心して味わいたい】生活者と、【こだわりをもって伝統の味をつくり続ける】製造者を結ぶマークなのです。