枕崎水産加工業協同組合
枕崎の伝統製法が生み出した、鰹節の最高級品
素材、水、技法、そのすべてにこだわる
鰹節は加工工程の違いによって名称が異なり、鰹を茹でて燻製にしたものを「荒節」といいます。この荒節にさらにカビを付けることにより微妙に水分を抜きながら熟成させたものを「本枯れ節」といいます。
「枕崎鰹節の本枯れ節」は、地元枕崎漁港に水揚げされた良質の鰹だけを厳選して使用し、カビ付けと天日干しを数カ月も繰り返すという伝統製法で作り上げた天然食品です。カビ付けにより鰹の旨味成分であるイノシン酸が増え、叩けば乾燥した証拠として乾いた音も返ってくるほどです。
枕崎で生産される鰹節のうち、本枯れ節になるのはわずか3%。手間を惜しまず時間をかけて熟成されたものだけが、品質と機能性を評価された最高級品の本枯れ節として扱われることになるのです。
本場の本物とは?
その土地土地において伝統的に培われた「本場の製法」で、地域特有の食材などの厳選材料を用いて「本物」の味をつくり続ける。そんな製造者の【原料】と【製法】へのこだわりの証となるのが、地域食品ブランドの表示基準「本場の本物」です。まさにこれは、地域で選ばれた食品だけが付けられる勲章といえます。
製造者を中心とする地域の団体が定めたこだわりの基準を、(財)食品産業センターが設置した審査専門委員会がチェックしたうえで、初めて商品に表示できるようになるのが「本場の本物」マークです。さらにその基準が適正に守られていることを第三者機関が確認します。それは、【その地域ならではの本物を安心して味わいたい】生活者と、【こだわりをもって伝統の味をつくり続ける】製造者を結ぶマークなのです。
本物の味を味わっていただくために
かつおだしの取り方(4~5杯分)
材料…鰹節40g、だし昆布20g、水1L
- 鍋に1Lの水、昆布20gを入れ、ふたをしないで火にかけます。
- 沸騰する直前に昆布を引き上げます。
- 沸騰したら鰹節40gを入れ、すぐに火を消します。
- 鰹節が沈んだら器にふきんを敷き、静かに濾して出来上がりです。
美味しい味噌汁の作り方
材料(4人分)…鰹 節40g、だし昆布20g、豆腐1/2丁、カットワカメ3g、ねぎ適量、味噌大さじ3杯
- 鰹節とだし昆布で出汁を作ります(上記参照)。
- 鍋に出汁を入れ、沸騰するまで火にかけます。
- 一度火を止めて、出汁に味噌を溶きます。
- 1cm角に切った豆腐とワカメを入れて煮立たせないように火を入れ、沸騰直前に火を止めます。
- お好みでネギを入れます。